小説「響け!ユーフォニアム」立華高校編のあらすじと感想まとめ

吹奏楽部

こんにちは!ウェブライターのゆきしろです。

今回は武田綾乃先生の小説「響け!ユーフォニアム」シリーズの中の1作、「立華高校マーチングバンドへようこそ」の簡単なあらすじと感想をまとめていきます。

「響け!ユーフォニアム」シリーズといえば、北宇治高校吹奏楽部を舞台として、ユーフォニアム奏者の黄前久美子の高校生活を描いたストーリーが有名です。京都アニメーションが制作したアニメのファンという方も多いかもしれませんね。

しかし、今回ご紹介する「立華高校マーチングバンドへようこそ」は、久美子を主人公とする本編とは違う軸で描かれた物語です。

主人公は久美子の中学時代の同級生で、立華高校吹奏楽部に所属するトロンボーン奏者の「佐々木梓」。アニメでも、久美子の友達として登場していました。

ゆきしろ

舞台が立華高校に移った本作品も、本編に負けず劣らずおもしろい作品に仕上がっていましたよ!

小説を読むかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

「立華高校マーチングバンドへようこそ」のあらすじ

ずっと前から憧れていたマーチングバンドの超強豪校、立華(りっか)高校に進学したトロンボーン奏者の佐々木梓。努力家で明るい性格の梓の高校生活は、順風満帆にスタートしました。トロンボーンパートに初心者として入部したちょっと頼りない少女、あみかと仲良くなり、先輩たちからもトロンボーンの実力を高く評価されています。

初心者のあみかに頼られ、しっかり者の自分が世話を焼く。そんな関係を梓は心地よく思っていました。しかしそんな2人を見て、トロンボーンパートの仲間は、「梓があみかに対して過保護すぎる」「このままではあみかが一人では何もできなくなってしまう」と次第に危機感をつのらせます。

さらにあみか自身も、自分が一方的に面倒を見てもらう関係ではなく、梓と対等な友達になりたいという思いを強めていきます。そしてあみかは、梓に相談せずにマーチングのカラーガード(旗をもって踊る役割)を引き受けることを決め、もう梓がいなくても大丈夫だと告げるのです。

あみかが自分だけを頼ってくれなくなったことで、無意識に梓の心は乱れ、あみかを避けるようになります。さらに梓の中学時代の友達で、同じように梓が無意識の行動によって傷つけてしまった同級生、柊木芹菜と対面することで、梓は自分の内面の問題と向き合うことを余儀なくされます。

「立華高校マーチングバンドへようこそ」の感想

ポイント

  • ページをめくる手が止まらない!スピード感のある小説
  • 完璧すぎる女子高生の視点から見る高校生活

ページをめくる手が止まらない!スピード感のある小説

これまで「響け!ユーフォニアム」シリーズの小説を計4冊読んできました。

小説を読んでいる中で印象的なのが、筆者である武田綾乃先生の「読ませる力」です。本作を含む4冊の小説のうちどれをとっても、最初の1ページを開いたら最後、ラストまでノンストップでページをめくる手が止まりませんでした。

「響け!ユーフォニアム」シリーズの魅力は、読者を飽きさせないスピード感にあるのでしょう。中だるみする隙を与えず、次から次へと物語が展開して読者を一気に最後まで引っ張ります。

完璧すぎる女子高生の視点から見る高校生活

主人公の梓の特徴は、なんといっても優等生すぎる性格にあります。母子家庭で育った梓は、明るい性格でしっかり者。クラスの中で浮いている子にも差別なく話しかけ、学校でもいつも多くの友達に囲まれています。

かなりの努力家で、楽器が上手くなるためならきつい練習でも楽しいと言ってのけられる頑張り屋でもあります。

梓は読者である私にとっては、少し感情移入しにくいキャラクターでした。なぜなら、私自身は高校生の時うまく輪の中に入れず、人気者とはほど遠い人間だったからです。また、努力すれば自分が成長するとわかっていても、なかなか梓のようにストイックに努力を重ねられる性格でもありません。

しかし、「人気者の子にはこんな悩みがあったのかな」なんて、今までの自分にはなかった新たな視点で、楽しく物語を読み進めることができました。

まとめ

今回は、「響け!ユーフォニアム」シリーズ、「立華高校マーチングバンドへようこそ」の簡単なあらすじと感想をご紹介しました。

「立華高校マーチングバンドへようこそ」は、しっかり者で友達も多い女子高生、梓の視点から吹奏楽に打ち込む高校生たちの姿が描かれます。

とても引き込まれる内容で、興味のある方なら読んで損はない1冊だと思います。まだ読んでいないという方は、この機会にぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?

また、以下の記事では「響け!ユーフォニアム」シリーズ本編である北宇治高校編のあらすじと感想をまとめています。ぜひ、合わせてチェックしてみてください!

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Posted by YUKI