テレワークで集中できない原因と対処法8選!【環境を変えるだけで簡単】

テレワークに集中できない アイキャッチ

場所を選ばず仕事ができる、監視する人がいない分リラックスして作業ができるなど、メリットの多いテレワーク。

しかし、その自由度の高さゆえに「仕事に集中できず効率が悪い」「オンオフの切替ができない」などの悩みを抱えがちです。

この記事では、フリーランスライターとして普段在宅で仕事をしている筆者が、テレワークで集中できない原因と対策方法を徹底解説します。

「なかなかやる気が出ない」「すぐに作業に飽きてしまう」という方も、まずは環境を整えることで、テレワークに集中しやすくなるはずです。

テレワークで集中できない5つの原因

なかなかテレワークに集中できない場合「もともと努力が苦手」「飽きっぽい」などの性格的要因以外に、集中しにくい作業環境に問題があることも。

最初に、テレワークに集中できない原因を5つご紹介します。まずはきちんと原因を知ることで、適切な対処法が見えてくるはずです。

原因1.スマホ・テレビを見てしまう

テレワークに集中できない大きな原因のひとつが、スマホやテレビです。特にスマホは、仕事に飽きてくるとつい手が伸びてしまいがち。

しかし、一度スマホを開けば集中はそこで途切れてしまい、スマホいじりを止めても集中力は戻ってきません。またスマホには誘惑がたくさんあり、短時間のつもりで触り始めたのに、いつの間にか30分や1時間スマホを見続けてしまうこともあるでしょう。

原因2.同居家族・子どもがいる

同居家族や子どもが家にいる場合、声を掛けられたり用事を頼まれたりして、そのつど集中が途切れてしまいがちです。

特に小さな子どもがいる場合、常に目を離すことができず、集中したくてもできない状況に陥ってしまうことも。

原因3.生活習慣が乱れている

テレワークでは、近くで監視する上司や同僚がいない分、オンオフの区別があいまいになりがちです。

そのため、夜遅くに寝て就業時間ギリギリに起き、就業時間中に居眠りするなど、生活習慣が乱れてしまうケースも多いでしょう。

しかし生活習慣が乱れると、寝不足で仕事に集中できないだけでなく、自律神経が乱れて「いつも体がだるい」「慢性的な倦怠感がある」などの悪循環に陥ってしまうことも。

原因4.デスクや椅子が作業に適していない

作業デスクや椅子の使い勝手が悪い場合、姿勢の違和感や肩こり、腰痛などが原因で集中力が低くなりやすいです。

体のサイズに合わない、長時間の作業に適していないデスクや椅子を使い続けると、作業効率が落ちるだけでなく、健康にも悪影響をもたらします。

特に、以前はテレワークの習慣がなく、リビングやダイニングの椅子で仕事をしている方は要注意です。

原因5.間食が多い

仕事中にお菓子や飲み物を摂取する習慣が、集中力の低下につながっている可能性もあります。

頻繁に間食するのが当たり前になると、仕事に取り組んでいても「小腹がすいてきたかも」「次は何を食べようかな」といった雑念が増え、集中しにくくなるのです。

テレワーク中は外出する機会が少なく、運動量も減るので、間食のし過ぎは肥満や生活習慣病の原因にもなります。

テレワークで集中するための8つの対策方法

次に、テレワークに集中できないときに試せる対策方法を8つご紹介します!

対策方法1.デスク回りにスマホや誘惑になるものを置かない

集中してテレワークに取り組むには、デスク回りに余分なものを置かないよう注意しましょう。

パソコンのすぐ脇にスマホを置いたり、目の前にテレビがあったりしては、すぐに手を伸ばしたくなってしまいます。

その他、本や漫画、お菓子など少しでも誘惑になりそうなものは片付け、デスク回りには仕事に使う道具だけを置く習慣を付けるのがおすすめです。

対策方法2.スケジュールや役割分担を家族と相談する

テレワーク中に同居家族や子どもに声を掛けられて仕事が中断してしまう場合は、事前にスケジュールを家族と共有しておきましょう。

仕事中はできるだけ声を掛けないよう頼んでおくだけでも、作業を中断する回数は減らせます。また、ドアに「仕事中」とわかる目印を付けておくのも◎

小さな子どもがいて目を離せない場合は、家族で「いつ誰が面倒を見るのか」などの役割分担を決めて、少しでも集中できる時間を作りましょう。

対策方法3.起きたら朝日を浴びる

テレワークでも朝は規則正しい時間に起き、朝日を浴びましょう。朝日を浴びることで、狂った体内時計を元に戻し、体を活動モードに切り替えることができます。

朝になったらしっかりとカーテンを開けて日光を取り入れ、換気をしたり簡単に体を動かしたりして、体を目覚めさせることが大切です。天気が良ければ、就業前に近場を散歩するのも良いでしょう。

対策方法4.就業前に顔を洗い、着替える

テレワークでも、就業前にはきちんと顔を洗い、外出できるような服装に着替えて仕事を始めましょう。

誰にも見られなかったとしても、起きたそのまま、寝間着を着たままでは、オンオフのスイッチが切り替わりません。

顔を洗うことで、目が覚めて意識がはっきりします。また、簡単にメイクをしたり髪を整えたりするだけでも、気合を入れやすくなるでしょう。

対策方法5.集中しやすい音楽を流す

仕事をする際に、集中しやすい音楽をBGMとして流すのもおすすめです。YouTubeで「集中しやすい 音楽」といったキーワードを検索すると、動画が複数ヒットします。

その中からいくつか聞いてみて、自分に合った音楽を選ぶと良いでしょう。

生活習慣が乱れがちな方、だるさや倦怠感を感じやすい方は、同じくYouTubeにアップされている「自律神経を整える」系の音楽を流してみるのもおすすめです。

気分が盛り上がる曲や興味を惹かれる曲をかけるとかえって集中が途切れてしまうことがあるので、テレワーク中の音楽は「集中できるかどうか」を基準に選んでください。

対策方法6.仕事開始の合図となるルーティンを作る

オンオフをしっかりと区別するために、自分なりの「仕事開始の合図」を作るのもひとつの手です。例えば、コーヒーを飲む、決まった音楽をかける、顔を洗うなど簡単なことでOK!

就業前のルーティンは、頭を仕事モードに切り替えるスイッチの役割を果たしてくれます。

また、仕事用のスペースを作って「このデスクに座ったら仕事開始」と気分を切り替える方法もおすすめです。

対策方法7.時間を区切って作業する

テレワーク中は、事前に仕事のタイムスケジュールを組み、時間を区切って作業しましょう。時間を区切らずに何となく作業していると、効率が上がらず、就業後の時間を残業に充てるなど悪循環に陥りがちです。

また、25分作業したら5分休憩する、50分作業したら10分休憩するなど、自分なりのルールで時間を区切るのもおすすめ。

25分や50分など限られた時間内で「ここまで終わらせよう」という目標を作れば、おのずと作業に集中しやすくなります。

対策方法8.昼食の食べ方やメニューを見直す

昼食後にひどい睡魔に襲われる場合は、昼食の食べ方やメニューを見直しましょう。

人間の体では、食事として炭水化物などを大量摂取すると、血糖値が急激に上昇し、糖をエネルギーに変えるためのインスリンが大量に分泌されます。

すると今度は反動で一時的に低血糖状態になり、急激な眠気やだるさに襲われることがあるのです。

食後の眠気やだるさが気になる方は、炭水化物中心の食事や食べ過ぎ、早食いなどを意識して避けることで、症状を改善できる可能性があります。

眠気やだるさを軽減するために、食事には野菜や食物繊維の多い食材を意識的に取り入れましょう。また食事中は、野菜→主食(炭水化物)の順で食べるのがおすすめです!

環境を変えてテレワーク中の集中力をアップさせよう!

今回は、テレワークで集中できないときの原因と対策方法を紹介しました。ポイントを以下にまとめます。

  • スマホやパソコン、その他誘惑になるものを近くに置かない
  • 家族がいる場合は、スケジュールや役割分担を事前に話し合っておく
  • 朝日を浴びる・顔を洗う・ルーティンを作るなどの方法で就業前に体を活動モードに切り替える
  • 集中しやすい音楽を流すのも効果的

集中しにくい環境でテレワークをしてしまっている方は、ぜひ集中できない原因を知り、適切な対処をしましょう。